2010年11月06日(土)サイクルモード2010東京会場
サイクルモード2010の2日目に行っていました。
GIANT、Specialized、Cannondaleなどの大手の出展がないません。
小径車でも、MC-1の村山コーポレーション,コロッサスのキモリが出ていないことや、KHSや、株式会社ナガノ(db-pop)が大阪会場のみの展示など、少し寂しい出展状況です。
また、CMもここ数年は主催のテレビ東京が大々的に放送していましたが今年は・・・見たっけかなぁ?
その性かもしれませんが、人出は極端に多いという感じはありませんでした。午後には結構な人混みになりましたが歩き回るのに不便するほどではありません。
で、小径車の話題は、今年はOXエンジニアリングさんのOX-FB03が初出で注目の一品になりました。
●06:30 自宅
YO-TAさんに譲る予定のmicroSHIFTを準備、tikitのmicroSHIFT(たぶんRD-R44S製品価格約3,500円)のディレイラーが不調だそうで秋沙はMTB様のXTRに変更してしまって現在使用していないことから譲る約束をしていました。
どこまで必要か判らなかったので、グリップシフターとスプロケもまとめて荷物に。
○記事URL
・Wandering Days 病み上がりですが何か?と言いつつ、サイクルモード2010潜入記(2010.11/06(Sat))
あと、日中は暖かいけど、日が落ちると冷えるはずなので、薄手のジャケットをリュックに。
昨年の12月開催と違い、11月なので装備は秋仕様で十分でした。
指切りのグローブとヘルメット、裾バンド×2を用意。(試乗する方は用意しておいた方がスムーズですしお勧め)
もちろん、入場券と試乗用の同意書も忘れずに。
●07:30 移動
保土ヶ谷駅の松屋で朝食。
・JR横須賀線 千葉行き 保土ヶ谷駅 07:44発 東京駅 08:19着
・JR京葉線 蘇我行き快速 東京駅 08:34発 海浜幕張駅 09:05着
前記した通り、人出がそんなに多くないので、駅から出るのもスムーズ。普段ならビジネスパークを抜けるコースを渋滞回避に使うのですが、特に問題無さそうなので一般的なコースで幕張メッセに。
会場到着は、09:10頃。
●09:10 入場
まず、入り口すぐに試乗パスの発券所があったので、記入済みの用紙を提出してとても強い紙製のリストバンドを付けて貰います。(会場内でも試乗パスの発券所は何ヶ所か有りました)
朝は、第4ホールの入り口のみ入場列をもうけてありました(小径車エリアからは一番遠い・・・)
秋沙が並んだ時点で、既に30m程度で約4列。あと、楽天なんとかとプレス用の2列が別に設けてありました。
会場50分前ですが、そんなにぎすぎすした雰囲気はありませんでした。レーパン率が低いのは、自転車で来た一様の入り口が別に用意されていた様です。(自転車で来た方には先着で肉まんのサービスをしていたらしい・・・)
10時には後ろの方がほとんど見えないぐらいまで列が延びました。入場自体は比較的上手くコントロールされていて混乱(ノД`)入場できました。(とはいえ、おっさんで前に割り込みまくったあげく友人?を割り込ませて平然としている人も居ましたが・・・)
●小径車もろもろ
今年も、極小径車は、パシフィックのCarry-MEしかありませんでした。残念。
12インチのOXエンジニアリングの折り畳みは今回一押しです。
○OXbikes(オーエックスエンジニアリング)
http://oxgroup.co.jp/bicycle/news/FB03.pdf
真っ先に今回の一押しを。
12インチの新型折りたたみ自転車 OX-FB03 8S(外装8速\99,800予定),OX-FB03 3S(内装3速\79,800予定)。電動アシストモデルは今回展示無し。
事前に分かっていましたが、そうそう以上に良い出来の自転車です。
外観はトランジットコンパクトを思い出されますが、折り畳み機構は全く違います。
トップチューブのノブを押し下げて(維持しながら)上に引き抜くだけで折り畳みが始まり、折り畳んだところでロックがかかります。展開はハンドルとシートを持って広げるだけ。
シートポストを縮めなくても良いのもポイントが高いですね。
最初、ノブの1アクションだけでロックするのに不安がありましたが、上手く考えられていて安全性は十分そうです。
全体の剛性感も申し分なく、安心感がありました。リンク用のアームも肉厚で表面処理も丁重で素晴らしい質感です。
外装8速と内装3速を乗って見ましたが、ギア比が低めなのか狭いコースでも回しきってしまいましたね。
前後のサスは、あんまり効いている印象がありませんでした、タイヤのクッションが効いている性かな?
極太の12インチタイヤですが、12インチのチューブは比較的自由に選択できるそうです。タイヤは意図的に太くしてクッション性能と慣性が付くようにしたとのこと。
ブレーキは前後とも前様のディスクブレーキ(ローターのサイズが小さいあんまり出回っていないサイズだそうです)。制動性能に問題はありませんが、他のブレーキを取り付けることは全く想定されていません。
スタンドは、折り畳んだ時も自立できる仕様になっています。
ハンドルは折り畳みではありません。これは剛性のある目に叶った製品がなかったためとのこと。
輪行袋は、現在設計中・・・ぐるりと巻き付ける仕様らしいです。
カラーバリエーションは、フレーム白,シートチューブが赤・青・黄色の三色。ただ、展示車両はOXさんお得意のカラーがあったのでオプションでも色指定出来るようにして欲しいですね。
泥よけは聞きそびれました。前は兎も角、後ろは付けられるのかなぁ?
あと、キャリアも特に予定はないそうです。バックを取り付ける位置はちょっと考えないと行けませんね。
個人的には、シマノの新内装変速機のインター11をインストールしてみたいですね。
あと、タイヤを2周り細くしてギアをもうちょっと高めに。・・・うわぁぁぁ妄想が止まらない。(爆)
○有限会社バイク技術研究所
YS-11(いちいち)とYS-33(さんさん)がありました。
YS-33は試乗したこうとがなかったので、電動アシストモデルと外装9速のモデルを試乗。
軽量でしなるフレームはYS-11と同じですね。タイヤが18インチでホイールベースが延びた分安定性が上がっている感じです。全体の乗り味が全く違いますね。
前後にサスが付いていますが、平らな試乗コースでは効きは判らず。
○宿野輪天堂
新型リカンベントのカイユウ試作二号機「サラ」と、「リカンベントシミュレーター」が展示されていました。
○KMXカーツジャパン
言わずと知れた、リカンベント・トライクの所。
試乗させて貰いましたが、やっぱり独特な乗車感はいいですねぇ。
4輪モデルも展示していました。中間ギアにコースターブレーキの改造品を仕込んでバックギアに仕立ててあったりして。
キャリアーをどうしようか考えているそうです。
○スマートコグ
今回は、MINT 3-Speedの展示だけ?あと、ケミカル関係の展示もしていましたが・・・
KOMAに関しては、全く情報を得られず、STUDIOSTUDYとは現在関係が無くなっているような事を言っていました。
ANTの再生産は目処が立たないとのこと。
○ATOLL アトール
2011年モデルは現在部品の欠品中で12月には輸入できる可能性があるとのこと。生産を中国から台湾に移して品質向上したそうです。価格もちょっと上がってしまったそうです。そのため輪行袋がオプション扱いに。
値段も、55,000円(税抜き)と比較的安価なのは良いのですが、塗装が安っぽく見えてしまっているのが残念です。
デザインはとても良いのですから、塗装次第では凄く良くなると思うのですけど・・・
カスタム例で1台 格好いいのを作って壁に掛けておくだけでも違うと思います。
あと、BBの位置がややシートの下ぎみでポジションを出す時に注意が必要かも。ハンドルの折り畳み機構はがたつきが大きいのも印象を悪くしています。試乗した車体の問題だと思いますが・・・
○Ori bike
今年は試乗車を大量に持ち込んでいました。
あと、昨年のコンセプトモデルのカーボンフレームSURPAZ CR87が展示のみですがありました。
折り畳み機構で特にフロントフォークは目から鱗ですね。
フロントタイヤのクイックを外すと、フロントフォークの中にあるフレームがブレーキの根本付近から90°折れるようになっています。
フロント部分の折り畳みは剛性の関係から気になる物が多いですが、これは上手く処理していますね。TYRELL FXのフロントフォークそのものを曲げる機構よりも理にかなっていると思います。
あと、販売予定のトラストフレームの小径車。これは非折畳みです。試乗しましたが、とてもカッチリとしたフレームで固い印象がありました。
○Tartaruga Entertainment Works
○サイクルハウス しぶや
タルタルーガさんと、しぶやさんが今年も共同出店。 吉松さんが今回も精力的に説明をされていました。
が、新しいニュースは無し。
スピードドライブもスイス製の高価な物(8万円)ではなく台湾製の安価(3万円)も扱って欲しいとお願いしましたが、品質と安全性が問題とか…これも毎回恒例の話。(^_^;)
○株式会社 マルナカ Pacific事業部
Carry-MEの2011年モデル。ついにキャリアが無くなって自立用のタイヤがフレームから直出しになっています。
走行安定性は更に良くなった感じ?試乗している人でふらついている人は全く見かけませんでした。
IF MODEは、リファインされて若干安くなって販売されています。
33万円から25万円台に、一時期23万円まで下がったそうですが、まだ高いですね。
あと、リファインは失敗だと思います。高級感のあったデザインがださく成ってしまった。
○パナソニック自転車
トレンクル7000の試乗車があったので試乗。
軽いのは良いですが、新しいモデルが欲しいですねぇ。。デザインも古いですし。
○5LINKS
専用キャリアの2way rear carrieは無かったような、見たかったですが。
試乗もしましたが、素直でとても乗りやすいですね。
○STRIDA(GSジャパン)
カラーバリエーションが増えていました。 フレームに柄が印刷されたモデルも市販予定とのこと。
試乗する人も多かったですね。
○17BICYCLE
特に新しい物は無かった様子。バースィズ222の試乗をしましたが、これも以前と変わらない印象ですね。
○MOBIKY - The key to mobility
ブースどこだっけ?
今回、16インチタイヤの参考出品がありました。従来の12インチ板に比べて若干ホイールベースが長くなっているそうです。
○TYRELL(タイレル) 有限会社 アイヴ エモーション
今回、折畳みタイプのFXが出ていましたが、すでにショップで見ていくので特に立ち寄らず。
○DAHON(ダホン)折りたたみ自転車
基本的に横折れ式の折畳みには興味がないので、パス。
ランドナー仕様にカスタマイズしてあったのは格好良かったですね。
あと、ダホンガールのショー、男性客群がりすぎ。(°°;)
○MIZUTANIホームページ : ミズタニ自転車株式会社
BD-1とかBROMPTONとか、試乗申し込みの人が多数のため試乗はせず。
BD-1は2011年モデルが有ったはずですが、何が変わったのか確認できませんでした。
BROMPTONのHobbyJAPANに付録したモデルの色違いの緑を配布していましたので1つ入手。
組立手順書はないので、HobbyJAPANのバックナンバーを入手するかしないと行けないようです。
○RIXEN & KAUL(ピーアールインターナショナル)
リクセンのアダプタで知らないのがあったのでチェック。
マルチクリップKF812 1,155円
マルチクリップ プラス 1,365円
フロントアタッチメントに工具なしで装着可能なマウントキットです。
展示品は、ちょっとがたつきが大きくて気に成りました。取り付け方法次第かなぁ?
ORTLIEB【オルトリーブ】(ピーアールインターナショナル)
オルトリーブのフロントサイドバックで面白そうなのが2種。
オフィスバッグ 13L \18,690
カメラバックみたいなブリーフケース。
ダウンタウン 12L 24,150円
良さそうだったんですが、値段が・・・・。
○TANAX VELO GARAGE
イルミラーという製品がデザインが良くて気に成っています。
白または青LED付きのバックミラーですね。防雨対応になっています。2,520円
フレームの色は色々有るようです。で、1週間ほど前から販売は始まっていて、Y's RoadひんやmyXなどの大手自転車ショップでは販売されている可能性が高いそうです。
ここは、バイク用のアクセサリーメーカで自転車用ブランドを立ち上げたそうです。
○三ヶ島製作所
FD-6の後継品のFD-7がありました。販売は始まっていて487g 4,150円。
ペアリング構造を見直して、FD6よりも大玉を使用して居るそうです。そのため厚みは増しています。
また、爪を大きくして滑りにくくしています。
tikitに付けているFD-6がへたってきたので買い換えを考えたいところです。
○CATEYE Official Web Site
REFLEX AUTO(リフレックス オート) TL-LD570の参考出品がありました。
リフレクターにLEDが内蔵されています。オートライトで振動と周囲の明るさで自動点灯します。
これは結構実用的ですね。
○シマノ
ALFINE(アルフィーネ)・11スピード(内装変速機SG-S700)(シフトレバーSL-S700)
内装11速の展示がありました。かなりの人が興味深く説明員の話を聞いていましたね。
○パイオニア株式会社
サイクルコンピュータとペダリングモニターの参考出品が展示していたようですが人が多くて詳しいところが判らず。
●プチオフ
YO-TAさんと会場内で落ち合う約束をしていました。
11:30頃、YO-TAさんとOXエンジニアリングさんのブースで鉢合わせ、本来の予定よりも早いですが合流してmicroSHIFTの受け渡し。ディレイラーのみ。
15時頃にまた連絡を取り合う約束をして別れました。
見るカテゴリーがずれているので一緒に回ると効率が悪いですからね。
15時頃、連絡を取ってみると同じブリジストンのエリアに。(^_^;)
ORTLIEBやRIXEN KAULのバックを冷やかした後、ビジネスパークのスタバで今回の展示会の収穫を話し合い。
OXのOX-FB03の改造案に話が盛り上がってしまったのは・・・本当に買ってしまいそうです。
17:05頃発の東京行き各停に途中駅まで一緒に乗って、別れました。
●17:05 移動
あっと言う間に日が落ちてしまいました。
・JR京葉線 東京行き各停 海浜幕張駅 17:04発 東京駅 17:43着
・JR横須賀線 久里浜行き(東京始発) 東京駅 18:08発 保土ヶ谷駅 18:43着
ネズミ~ランドからの乗客が多く東京駅の連絡通路が檄混み。しかも補修工事で1本減っているので余計酷いです。
横須賀線は1本遅らせて東京始発で座席確保。
自宅には19時過ぎかな。
夕食に冷蔵庫の余り物と熱燗で轟沈。
●まとめ
幾つかのメーカーが出展しないなど、残念な事になっています。
また、人出が昨年の加熱ブームに比べると一息ついているのかな?多いけど混雑はしませんでした。
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コメント
サイクルモード、お疲れさまでした。
OX-FB03の泥よけは、一応考えているそうです。
ただし、既製品では12インチの小径車輪に対応した物が少なく、この車体用に専用で作るとコスト増になるため、難しいんですよね、という説明でした。
キッズバイクの物とか、流用できれば実現も簡単かもしれません。
トラスORiを乗り逃したのが、個人的にちょっと悔しいですね。
来年、あるか期待しましょう。
では、またの機会に!
投稿: YO-TA | 2010年11月 7日 (日) 20時31分
今年は見たいものがいっぱいあったのに、スケジュールの都合でいけなくて残念でした。情報をいっぱいありがとうございます。
トラストフレームの小径車 かっこいいです!ORiですか?
20インチですよね?
いくらくらいで出るのかなあ?
デザイン的にはモールトンよりツボです。
投稿: PenPen | 2010年11月 8日 (月) 19時11分
●YO-TAさん
OX-FB03、泥よけを検討していましたか、ただ、輪行袋も含めて絶賛開発中なんでしょうね。
OXさんは、オプションパーツにも力を入れる所なので、どんな物が出てくるのか楽しみです。
●PenPenさん
トラスフレームの小径車は、ORiの製品です。20インチですね。
参考出品でしたが、発売する気は満々でした。値段は聞いていませんが溶接のポイントが多いのでそれなりの値段だと思います。
小径車にありがちな間延びしたシートポストとハンドルポストが上手く処理されています。
余り軽くないので、見た目のインパクト重視でしょうか?
投稿: 神子秋沙 | 2010年11月 8日 (月) 22時51分
メモ:
スペック上は、OX-FB03の内装3速をALFINE(アルフィーネ)・11スピードに変更することは可能らしい。
OXグループのサイトにある自転車販売店はOXと直接取引しているので、交渉次第ではBTOに近いことが可能かもしれません。(むろんタダとは行きませんけど)
投稿: 神子秋沙 | 2010年11月 9日 (火) 10時19分