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2005年7月25日 (月)

2005/07/23 16時35分 千葉県北西部地震

 一寸気になるニュースが入ってきたので、、
 都心での震度は5強と、最初の報道とは異なる情報が後から出てきました。
 東京都の震度データの処理システム「地震計ネットワークシステム」が過負荷で処理が遅れ気象庁に30分以上、40分近く遅れて送信されたとのこと。
理由は、震度計の情報を収集するサーバーが、設置当時の14ヶの震度計に対応する物から、現在の99ヶの震度計に増えてもサーバーの増強をせず、更に、雨量や川の水位情報も同時に処理していたため、処理が圧倒的に間に合わなかったとのこと。

・・・・ひど。
 明らかな(拡張の)設計ミスだなぁ。地震計の増加に合わせてサーバーの増強をしないなんて。同時に雨量水位情報を処理する必要性も考えないと行けないですね。
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 今回の地震は人名の被害こそ軽微だったものの、防災システムがいかに不完全かを証明してくれました。
 鉄道の復旧も今回非常に遅れましたし、ビルエレベータに関しては休日だったから良かった物の、平日だったらどの程度の人が閉じこめられていたのか想像も付きません。
 震度が5程度でこの被害だと、6とかで物理的な被害が出たらどうするんだろうか。


 地震情報でいつも気になっているのが、なんで、地震の震源地の自治体が地震データの処理をしないと行けないのでしょうか?処理するサーバーにシステム,通信設備,電力設備にダメージが出たらその時点でアウトだと思うのですけど。
 私の会社の場合、災害時の安否確認は連携している他の地域の事業所に集約する仕組みになっています。そうすることで、災害地の事業所の負荷が非常に軽減されます。
 都市の防災も、複数の都市で、情報のバックアップをして協調し災害復旧に当たる仕組みが必要だと思いますが、、

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