パナソニックもメモリスタの開発に成功
青天の霹靂という感じ、びっくりしています。
しかも、HPとは違う方式で実現してしまったのが驚きです。
第4の受動素子 メモリスタ(Memristor)と言われて、ピンと来る人は少ないかと思います。
秋沙も概略しか判りません(^_^;)
抵抗(register)コイル(inductor)コンデンサ(capacitor)に続く存在自体は昔から指摘されていましたが、2008年のHPの論文が出るまで実現は不可能ではないかとさえ言われていた素子です。
非常にざっくり(非正確)なイメージは
・抵抗は、電圧と電流から表すことが出来る。
・コイルは、磁束と電流から表すことが出来る。
・コンデンサは、電荷と電圧から表すことが出来る。
・メモリスタは、磁束と電荷から表すことが出来る。
と言う感じでしょうか?
今までの電気回路が、抵抗・コイル・コンデンサだけで作ることを前提として発達してきましたが、もし、普通の受動素子としてメモリスタが出てきたら一体どんな事になるのでしょうね。
開発された素子の特徴としては、電流の量と向きで抵抗値を変化させることが出来てしかも無入力で抵抗値は維持(記憶)される。
実用化はまだまだ先でしょうし、HPが実用化は先行しているのでどうなるのか判りませんが、
○記事URL
・パナソニック、強誘電体を用いた新構造のメモリスタを開発 | エンタープライズ | マイコミジャーナル(2010/06/24)
・抵抗、コンデンサ、インダクタに次ぐ「第4の受動素子」をHP社が実現 | EE Times Japan(2008/05/02)
・「メモリスタの実用化は2009年」、HP社が抵抗変化型RAMに適用へ | EE Times Japan(2008/07/10)
・HP社、3次元構造のメモリスタ・チップを発表 | EE Times Japan(2008/11/28)
・HP研究所、第4の受動素子の製造に成功 - スラッシュドット・ジャパン
○関連URL
・強誘電体を用いた新構造のメモリスタを開発 | プレスリリース | ニュース | パナソニック企業情報 | Panasonic(2010年6月24日)
・メモリスタ - Wikipedia
・Memristor - Wikipedia, the free encyclopedia
・日本HP HP Technology at Work 2008年 7月号 - 第4の回路要素「memristor」が推し進めるコンピューティング革命
・日本HP HP Technology at Work 2008年 12月号 - 未来のメモリがコンピューティングを変える!?
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