私の目から見て、模写か盗作としか見えません。
同じモチーフを元に複数の画家が描くことは有りますけど、ここまで似てしまうと、どうしてここまで似た作品を発表してしまったのか疑問に思います。しかも多数・・
■追記
この問題で、腑に落ちないのは、和田氏の日本国内での行動とイタリアでの行動があまりにギャップが大きいこと、お互いの交流についての認識に整合性がないこと。情報が食い違いすぎて訳がわからないです。
(イタリアでの和田氏の行動は当人ではなくスギ氏の言葉なのでどこまで正確なのかは不明。)
2005年 芸術選奨文部科学大臣賞 受賞を返上するのを申し出ていますが、盗作で取消という不名誉な傷を記録したくないためで、いわゆる美術界にとどまり続けたいがための行動ですね。盗作作家の作品が今後 形式を重んじる(閉鎖的な)日本の賞に選ばれることはないでしょうから。それは、疑惑をこれからの作品で晴らしていきたいという本人の意志からもくみ取れます。
しかし、取消が決まったようです、返上するとの申し出は全く考慮されなかったようですね。
和田氏のスギ氏の作品に酷似した一連の作品が盗作であるのか、についての結論はどうなるのかわかりません。少なくてもスギ氏の作品と酷似している一連の作品については盗作疑惑の作品というレッテルが貼られ続けます。これからスギ氏の作品に酷似していないまでも似た作品が発表されれば盗作の疑いでみられるのも確実です。
和田氏はスギ氏と大きく異なる作品を創作する必要があります。そのとき、また誰かの作品の盗作でないかと詮索されるのは免れないでしょう、何処の誰のものとも異なる作品を作り出すというのは非常に難しいと思います(どこかしら誰かの作品に似たところが出てしまうものですし・・)。和田氏の美術家としての本当の力が次の作品で試されるのでしょうね。
ただ、実物を見ていないので断定しませんが、そのほかの和田氏の作品を見て、惹かれるものがないので・・次の作品が出たとしても興味は湧きそうにないです。
■追記 06/06/06(火)まだ続きそうですが、、、
もういいかな?
●関連特集記事
○【ニュース特集】絵画盗作疑惑(Sankei Web)
●関連URL
○文化庁
○美術団体:国画会(和田氏が所属、5月31日に退会勧告)
・国画会の皆様へ 和田義彦会員への盗作疑惑報道について(Thu, 01 Jun 2006 06:10:53 GMT)
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