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2006年3月15日 (水)

BSE

 米国でBSE感染3頭目となる牛が見つかったことについては、別に米国の検査態勢が機能していると言うことなので(検査態勢については)問題になることはないと思います。ただ、米国農務省の検査を縮小しても良いという判断に繋がる理由がまるで分からないです。
また、感染経路についても判明していませんし、安全という意味では不透明なままです。

 それよりも、特定危険部位が混入した牛肉が香港で見つかったこと、これは、日米の牛肉輸入再開に大きな影響を与えるでしょうね。問題の牛肉を製造したところが日本の認定している牛肉工場だというのですから。
 日本が輸入再停止した後も、規格を守らない牛肉を製造輸出していたと言うことか。また、日本の認定方法にも問題があると言うことですね。
 
 米国としては、(選挙が近いため)政治圧力でなんとか輸入再開させて畜産業界の支持を獲得したいと言うところでしょうけど、えらい迷惑です。
 大統領も危険だからと食べない米国産牛肉、どうなるのでしょうねぇ。
●関連URL
「牛海綿状脳症(BSE)関係」ホームページ(Q&Aなど)(厚生労働省)
●関連特集記事
「BSE特集」(NIKKEI NET)
特集:BSE問題(asahi.com)
BSE(牛海綿状脳症)(YOMIURI ONLINE)
BSE(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
「BSE」 関連記事を検索(Sankei Web)

■06/03/17(金)追記
 米国の農務長官は16日記者団に対して、「組織的な問題ではない」というコメントを出しまた、そうですね、食肉処理会社の組織的な問題ではないです、米国の食肉処理の仕組みそのものの問題ですから。
 また、「1万台の内1台に欠陥が出たらかといって、組織的な問題になるのか?」との疑問をなげかけていましたが、車であれば人命に関わる問題なら即,リコールと成ります。1万台に1台であろうとも。車のようなリコール制度が無い以上、輸入停止は酷く真っ当な処置だと思うんですけどね。なんか変?
 
 食肉処理会社も、(危険部位も含む)骨の欠片の混入は、処理過程でつきもの、なんて恐ろしく無知な回答をしているようです、規定上の危険部位は混入してはいけない、というのが最初から守る気がない、違反行動をすることが前提となっていたと言うことですね。
 
 今回の米国農務長官のコメントは米国産牛肉の安全性は全く無いということを自ら証言しているような物です。
●関連記事
米農務長官「組織的な問題ではない」 骨混入牛肉問題(2006年03月17日10時51分)(asahi.com:国際)
米牛肉全面禁輸:米農務長官が改めて日本の対応批判(2006年3月17日 12時27分)(海外:MSN毎日インタラクティブ)
牛肉骨混入「どこでも見られる」…米農務長官(2006年3月17日10時49分)(経済・マネー : YOMIURI ONLINE)

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» 米国産牛肉はやはり危険! [エヌのブログ]
危険部位の骨が付いた米国産牛肉が香港でも見つかった。 今年1月に日本向け輸出の米国産牛肉に危険部位が混入していた問題で、米国は再発防止策を盛り込んだ報告書を発表したが、その結論として、混入は「特別の環境下で発生した例外的なもの」であると強調し、米国側の検査体制には問題ないとしていた。 ところが、今回も同様の過ちを犯した。ということは、危険部位の混入は「例外的なもの」ではなくて、米国政府及び食肉業者に「食の安全... [続きを読む]

受信: 2006年3月15日 (水) 23時35分

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