BSE,SARS病原菌の起源に新説
●BSEの起源に当たらしい説、人が感染源?
人の遺体が家畜の飼料になって、人に感染していたヒトTSE(伝染性海綿状脳症)が、BSE(牛海綿状脳症)を引き起こしている可能性が示唆されました。
まだ、仮説から導き出した結果にすぎないです。が、BSEの起源が未だ不明な段階では今後の調査研究が注目されます。
インド,パキスタンでは川などから骨や遺体を集めて売っていた(今も?)そうで、川に遺体を流す宗教もあるので、人間の遺体が動物組織として飼料,肥料用に輸出されていた可能性があるというそうです。
人間がBSEの起源かもしれない、というのは一寸ショックです。
●新型肺炎(SARS)の起源はコウモリ?
中国で、コウモリがSARSコロナウイルスに近縁なウイルスを保有していることが分かったそうです。しかし、コウモリが宿主で起源なのか、それとも他の生物のウイルスをコウモリが媒介しているのかは、分かっていません。
従来、ハクビシンが宿主として疑われてきていましたが、飼育施設で検出される率が低いことから、他の生物からの感染を調査していたようです。
コウモリから感染しているというのも未だ断定はされていませんが、SARSコロナウイルスに近縁のウイルスを保有しているということで、珍味とか薬で食用されますし、糞尿も薬効があるとされていますので、注意が必要ですね。。。どう注意すれば良いんだ?
●関連記事
○新説、BSEの起源はヒトの伝達性海綿状脳症(2005.9.6)(日経 BP MedWave)
インドなどで川に流された遺体が英国で牛の飼料に?
○SARS:コウモリが起源? 香港大研究チームが解明(2005年9月10日 18時49分)(MSN-Mainichi INTERACTIVE 科学)
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