健康診断の検査項目、効果に厳しい疑問符
厚労省研究班「最新の科学的知見に基づいた保健事業に係る調査研究」班(班長 福井次矢・聖路加国際病院長)が報告書を作成したとのこと。
報告書が見つからないのですが(公開されていると思うのですけど)、おそらく「生活習慣病健診・保健指導の在り方に関する検討会(第2回会議)」で配布されたのではないかと思います。
有用と判断されたのは、「血圧の測定」、「飲酒」「喫煙」に関する問診、「身長・体重の測定」の減量指導を条件、「糖負荷試験(糖尿病検査)」と「うつ病を調べる問診」の健診後の指導・治療の体制整備を条件。「C型肝炎検診」「B型肝炎検診」が判定保留。
それ以外は、全てその有用性に根拠が無いとのこと。
かなりショックですね。
以前から、胸部X線は、X線技師の雇用を守るために有効性が疑問視されていても、言い訳を付けて健康診断の項目に織り込まれている、という批判がされていましたが、その他の項目もほとんど意味をなしていないというのは。
どうやって、じぶんの健康を診断すればいいのやら。。。
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○健康診断:主要16検査項目、効果に疑問 予防に根拠なし--厚労省研究班が報告書(2005年8月14日)(MSN-Mainichi INTERACTIVE 行政)
○健康診断:項目の大半が有効性の証拠薄い 厚労省研究班(2005年8月14日 3時00分)(MSN-Mainichi INTERACTIVE 医療)
○解説:厚労省の健診評価、マイナス面も検証を(2005年8月14日)(MSN-Mainichi INTERACTIVE 行政)
●関連URL
○厚生労働省関係審議会議事録等 その他(検討会、研究会等)(厚生労働省)
・生活習慣病健診・保健指導の在り方に関する検討会(第2回会議)(05/08/04)
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