アスベストと同じ危険性?超微細粒子の健康・毒性調査に文部科学省が着手
超微細な粒子,ナノ粒子が健康に与える影響について、文部科学省が、大規模な調査研究プロジェクトを7月より開始したそうです。
海外ではすでに、危険性の可能性が議論されており、日本もようやくという状況のようです。
記事中で、
「有害性を示す科学的根拠はまだ得られていない」(経済産業省)
「危険性ばかりをむやみに強調するのではなく、科学的データを共有すべきだ」(調査研究プロジェクトの代表)
とのコメントをしています。
その言葉は正しいと思います。しかし、アスベストでは科学的な証拠がないからとの業界からの圧力で日本国内での対策が遅れて多大な健康被害問題に発展している事実を考えると、業界に配慮した(安全性を無視する)発言にも見えてしまいます。
有害性を示す科学的根拠が見つかっていないのは、安全であるということではないです。危険な場合を想定しての対応が求められるのではないでしょうか?
●関連記事
○超微細なナノ粒子、文科省が健康・毒性調査に着手(2005年8月16日3時6分)(科学 : YOMIURI ONLINE)
●関連URL
○文部科学省
○産業技術総合研究所
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