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2005年8月30日 (火)

厚生労働省研究班調査、自殺者の7割が相談せずに命を絶つ

 以前、ネットなどで自殺志願者の情報が出たときに通報を受けた警察がISPに個人情報の問い合わせを行うガイドラインが示されましたが、ネットだけでなく、少なくても自殺をほのめかす人は、止めてほしいという意思表示をしているので、対応さえ誤らなければ、助け出すことが可能です。(自殺するなどと言って周りの人に構ってもらいたい,優しくしてもらいたい、と甘える人もいますけど・・)

 今回、厚生労働省の研究班の調査で、実際に自殺(および自殺未遂)を行った人の実に7割が周りに相談していなかったという調査結果が発表されました。
 ちょっとこの数字の多さには驚いています、周りが気がついてあげるというのには、どうしても限界があるので、相談しやすく適切な対応をしてくれる環境を作る必要があるのでしょうけど難しいですねぇ。

 また、メンタル・ヘルス研究所のアンケートで、残業が60時間を超えると、自殺を考えた人が急増するとの結果が発表されました。
 これはまぁ、うーん、忙しくなってくるとそこから(実行したりはしませんが)後ろ向きな考えの逃れる手段をつい考えてしまいますからね。

 ある程度大きな会社の中では、案外恵まれて居ます。最近はメンタルヘルスに関する取り組みも活発ですし、同僚の行動がおかしいようなら会社と契約している専門の医師へ連絡して対応してもらえますし、匿名性も配慮されています。学校も色々も学生に対するケアはしてくれますね。
そうでない、中小企業,自営業、そして専業主婦(夫)は、うーん。
●関連記事
自殺者:7割が誰にも相談せず 厚労省研究班調査(2005年8月29日 3時00分)(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
残業月60時間超で「自殺考えた」急増 財団法人調査(2005年08月28日18時44分)(asahi.com暮らし)
●関連URL
厚生労働省
財団法人社会経済生産性本部メンタル・ヘルス研究所

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