« 中国に偽造通貨工場? | トップページ | Ask.jp正式運用開始 »

2005年2月15日 (火)

小論文採点システム、大学入試センターが研究試作

 入試での小論文の課題を自動採点するシステムの研究が行われています。入試での論文は採点者毎のばらつきと採点時間から採用され難いとのことです。

今回、米国ETS:Educational Testing Serviceが開発した英語の自由作文評価システムE-raterを元に、入試センターがJess: 日本語小論文 評価採点システムを試作しました。
Webで実際に試すことが出来ます。

 文章の解析評価システムについては色々あるようですね。英文では、PEG、IEA、BESTY、IntelliMetric等。日本語では、「森リン」「TopicScope」等

 文章から特徴を抜き出す仕組みは、サービスの検索とかの利用者が求めている情報の抽出に応用できるかな?出来ないかな?(^_^;
# 評価する対象が文章だから無理か。。。

 試しに、Jessで自分の文章を評価してみると面白いかも。
では早速。。。。ぐはぁぁ(T-T)

■2005年02月16日21:30追記
 えっと、会社で話題に出してみて真っ先に誤解していることとして、文章評価システム、このJessの場合は小論文ですが、論文の内容のチェックなんてしません。論文としての文章の体裁が取れているとか、文の構成が曖昧ではないとか、関連している用語が幅広く利用されているとかをチェックするものです。
極端な話、単語と文の構成が正しく用いられていれば、文の意味がとんでも無いことになっていても得点は高く・・成るかもしれません。(^_^;
■2005年02月18日00:30追記
 このJessに結構否定的な意見が多いようなので。。この手の物は、作成した文章の傾向とか文章としての構成や体裁が整っているかの、一種の文章校正として利用される場合。
と、試験などでまず評価に値しない文章になっていない解答をふるい落として、評価する人の負担を軽くする目的があります。
「森リン」のように文章の良さを評価する物もあります。
 Jessの場合、取り敢えず小論文の体裁が取れているものだけ残す、フィルターという風に捉えればよいと思います。
●関連記事
小論文、コンピューターで自動採点 入試センターが試作(02/15 15:06)(asahi.com : 社会)
●関連URL
大学入試センター
Jess : Automated Japanese Essay Scoring System
森リン 日本語力の集大成(作検:日本語作文小論文検定)
テキストマイニングツール「TopicScope」(NEC)
第6回 テキストマイニングツール(2003/12/19)(ビジネスクリエイターが語る新ビジネスへの取り組み)(NECの取り組み)
自由記述式文章データの定量的、効率的な分析を行う、テキストマイニングツール「TopicScope」の販売について(2003年08月04日)(プレスリリース)

|

« 中国に偽造通貨工場? | トップページ | Ask.jp正式運用開始 »

コメント

はじめまして

 5号館からTBさせていただきましたが、2重になってしまいました。お手数ですが、ひとつ削除願えると幸いです。

 今後ともよろしくお願いします。

投稿: stochinai | 2005年2月16日 (水) 22時59分

 stochinaiさん、こんにちは、トラックバックありがとうございます。

 了解しました。(^_^)ノ

投稿: 神子秋沙 | 2005年2月18日 (金) 00時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 小論文採点システム、大学入試センターが研究試作:

» 機械に、文章の何がわかる? [ある編集者の気になるノート]
まずはplurablogさんの、この記事を読んでいただきたい。 論文をコンピュータで採点しても良いのか 入試で出題される小論文を、コンピュータで自動... [続きを読む]

受信: 2005年2月16日 (水) 16時51分

» コンピューターで小論文を自動採点 [5号館のつぶやき]
 ひどい話だと思いました。  小論文、コンピューターで自動採点 入試センターが試作という朝日コムの記事です。  だいたい、コンピューターによって判定... [続きを読む]

受信: 2005年2月16日 (水) 22時50分

» 大学入試のミス [5号館のつぶやき]
 大学入試のミスの続出が問題になっているようです。  入試だって人間がやることですからミスはあり得ます。特に、できる限り少人数で作ることを要求される入試は... [続きを読む]

受信: 2005年2月17日 (木) 23時05分

« 中国に偽造通貨工場? | トップページ | Ask.jp正式運用開始 »