Aodbe Acrobat 7.0 Professionalの素人レビュー
1月21日にヨドバシカメラにて、Aodbe Acrobat 7.0 Professionalのアップグレードパッケージを購入し、利用を開始しました。
簡単なレビューを記録します。
●関連記事
○Readerで書き込めるPDFも作成可能な「Acrobat 7.0」(2004/12/16)(デジタルARENA)
○初見
まず、気になるところとして、ライセンス管理が強化され、アクティベーションが必要になりました。
HDDが壊れたりしてライセンスが失われたら再発行とか大変そうです。
なお、他のPCへ移動するときには、ライセンスを一度Adobeに返還し再度、移動先のPCで取得する手順になります。(返還したPCでは、アプリケーションはライセンスを取得しない限り動作しなくなる)
手順は簡単ですし、インターネットに接続していればそんなに手間は掛かりません。
# ただ、普段利用していないパックアップPCに同じ環境を構築しておけないのは悩みどころです。
○インストール
まず、IBM ThinkPad A30にインストールし様子見。特に問題がない様でしたので、ライセンスを一度Adobeに戻し、アンインストール。
次に、仕事で使用しているPC(MS Officeインストール済み)にインストールしライセンスの取得。が、ちょっとトラブル。
・Acrobat6.0 Professionalとの共存は進められない。
インストール時のメッセージでAcrobat6.0を削除する事を進められましたが、念のためで残す方を選択。これが間違いの元だったのかも。
MS Wordを起動させたら、「VB+ Runtime…」というワーニングが出てそのまま終了。典型的なアドインの異常による起動トラブル。。
しょうがないので、残しておいたAcrobat6.0とReader6.0をアンインストール。
Acrobat7.0の[ヘルプ][検知して修復]を念のために実行し、Windowsの再起動。
無事、Wordが起動し白紙のPDFの作成に成功しました。
○起動速度
Acrobat6.0に比べれば確かに早くなりました。ただ、起動後の動作がちょっともたつく感じがあるところも。
また、MS Wordの終了時間が明らかに長くなりました、前項でのトラブルの後遺症かもしれませんが、ちょっと気になります。
○PDF Makerの設定。
高速化されたとの謳い文句のPDFの作成ですが、Word文章のPDFに必要な時間は長いです。で、Acrobat6.0の時にも行った設定をおこないました。。以下に設定方法の一例
Wordのツールバーの[AdobePDF][変換設定の変更]で開かれる[Adobe PDF Maker]ウィンドウの[設定]タグの[アプリケーション設定]中の「タグ付きPDFでアクセシビリティと折り返しを有効にする(W)」チェックボックスを外す。
Wordのタグ情報をPDFに含める処理が特に重く、PDF化の際のボトルネックになります。
必要がなければタグ情報を含め無い方がよいでしょう。
WordファイルのPDF化に関しての速度は特に速くなった印象はありません。
○PDFキャビネット
PDFの管理ソフトとしてはなかなか使いやすいと思いますが、PDFで何でも管理しているユーザでないとなかなか使わないかもしれませんね。
○Reader7.0でも書き込み可能なPDFの作成
「権限付きPDFの作成機能」「フォーム入力可能なPDFの作成機能」が今回の目玉?でしょうか。Professional版のみの機能ですか、利用価値がある人にとってはなかなか便利な機能です。
・「権限付きPDFの作成機能」
注記やコメント、捺印などがReader7.0で可能とする事が出来ます。PDFファイルでのレビューが可能となるので、社外の人との文章のレビューで効果がありそうです。
# Word文章ではユーザに使用制限が出来なく、何でも出来てしまうので不便。
・「フォーム入力可能なPDFの作成機能」
「Adobe Designer 7.0」というこのバージョンから加わった専用ツールを使用し作成します。
Webブラウザで、情報を入力して送信、ということをPDFでも行う事が出来る様になります、サーバに対して送信する事も出来るようですが、確認したのはメールでの返信。
Reader7.0で開いたPDFの中に記入可能な項目が用意され、ユーザは入力し、メール送信のボタン(これも作成する)を押す事で、メーラが起動し、PDFに設定されたメールアドレスに対して入力した情報がXMLの添付ファイルを新規メールとして作られます。
このXMLファイルはAcrobat7.0でスプレッドシートなどに加工する事が可能です。
○OCR機能
6.0でも有ったんでしたっけ?機能が向上したとの事ですが、(雑だけど十分読める)手書きのホワイトボードのデータ(PDFを吐けるのがある)ではまるで駄目でした。(^-^;;;
○閲覧期限付きPDF
サーバとの連携による機能なので、確認しません。たぶん出来ません。
○まとめ
Acrobat7.0は、6.0の機能で満足しているユーザには、管理機能など便利そうな物があるものの特に魅力的ではないと思います。
しかし、今回より新たに加わった新機能、使用権限付きPDF,フォーム入力付きPDFに対して有益だと思うユーザなら導入する価値はあると思います。
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