ブログ上のデータの著作権、ニフティの場合とライブドアの場合
丁度同時期に、ニフティとライブドアで、ユーザが作成したブログ上のデータの取り扱いについての著作権についての記載が見直されました。
ニフティの場合、利用規約第11条で、ユーザーが作成したホームページに係る著作権は、原則ユーザーに帰属する旨のは記述が追加され、そのコンテンツのメタデータをニフティは自社のサイトに掲載する事が出来るとしています。(今までは、ユーザのウェブサイトと同様の扱いで内容自体に変わりはない、明文化されたということ)
ココログフラッシュや新着一覧、週刊ココログガイドなどでユーザのブログのコンテンツ(のメタデータ)を自由に掲載できるということですね。
該当部分のみ抜粋、利用規約の詳細は利用規約(ココログへのご登録)(ニフティ)を参照してください。
○第11条(ニフティによる利用)
ユーザーが作成したホームページに係る著作権は、原則ユーザーに帰属しますが、ニフティは、サービスの広告・宣伝、利用促進の目的に限り、メタデータ(RDF Site Summary形式など)で配信されたblog上の情報を、ニフティが管理・運営するWebサイトに掲載することが出来るものとします。
それとは対照的に、ライブドアの著作権表記は、非常にユーザに誤解を与える内容へ改悪されたとの記事が上がっています。livedoor Blogの著作権に関わる利用規約改定にユーザーから不満の声が(2004/11/15 20:32)(Impress INTERNET Watch)
ライブドアの該当部分を抜粋してみると、
変更部分のみ抜粋、詳細は利用規約の一部変更のお知らせ(November 12, 2004)(livedoor Blog)を参照してください
○第5条(禁止行為)
・弊社が利用者のウェブログに自動的に表示しているリンク、画像を非表示にする行為、もしくはしようと試みる行為
○第8条 (ウェブログの公開について)
本サービスにて作成されている全てのコメントおよびトラックバックを含むウェブログについて、弊社は、利用者への通知なしに無償で利用することができるものとし、利用者は、弊社及び弊社の指定する者に対し、著作権等(著作者人格権の行使も含む)を行使しないものとします。
と、改定内容は、ライブドアが一方的に著作権を有しブログのコンテンツを利用できるとの表記にしてしまっています。
当然ユーザからの反発が起こり、ライブドア側は
○利用規約一部変更についての補足(November 15, 2004)(livedoor Blog)
のコメントを発表し、収集を試みていますが、本文自体は修正されていないことからユーザの不審はむしろ増加してしまっている状況です。
利用者に信頼される、ユーザのコンテンツを預るプロパイダとして、もっとも大事なことをニフティが大事にしてくれているというのは嬉しい限りです。
個人的には、もう一寸初心者に判りやすく、「基本的な使い方」「ココログヘルプ」とかで知らせてくれたら嬉しいと思いますね。(^_^)
●関連記事
○livedoor Blogの著作権に関わる利用規約改定にユーザーから不満の声が(2004/11/15 20:32)(Impress INTERNET Watch)
●関連URL
○利用規約(ココログへのご登録)(ニフティ)
○利用規約の一部変更のお知らせ(November 12, 2004)(livedoor Blog)
○利用規約一部変更についての補足(November 15, 2004)(livedoor Blog)
●関連blog
○利用規約に著作権の記述を追加しました(2004 11 15)(ココログスタッフルーム)
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